NFTを発行し、販売してみたい人がNFTマーケットプレイス「Rarible」にたどり着いた時に困るポイントが使い方です。
初めて使う場合は、出品時の手数料やガス代など心配なことも多いですよね。
そこで本記事では、Raribleの登録からNFT作成・出品・購入などの取引方法を解説しながら、気になる手数料やガス代にも触れていきます。さらに、RaribleならではのガバナンストークンRARIについても紹介!
Raribleの大まかな使い方を知って、無料でNFT作成に挑戦してみましょう。
- RaribleはMetaMaskと接続するだけで登録完了できる
- Raribleは、イーサリアム・フロウ・テゾス・ポリゴンの4種類のブロックチェーンに対応している
- Raribleでは、出品者が無料でNFTを作成できる
- Raribleでは、購入者がNFT作成時に発生するガス代を負担する
- Raribleでは、仮想通貨決済とクレジットカード決済が可能
Rarible(ラリブル)の使い方|登録手順
Raribleの公式サイトにアクセスしたら、「Sign in」を選択して登録を進めていきます。
Rarible登録手順①MetaMaskを用意する
Raribleに登録するためには、仮想通貨を保管できるウォレットが必要になります。
その中でもMetaMask(メタマスク)というウォレットは最もメジャーです。
これからウォレットを用意するという人には、MetaMaskがおすすめです。
ただし、それぞれのウォレットで対応するチェーンが違うので注意しましょう。
Raribleで使えるウォレット一覧
対応チェーン | ウォレット |
---|---|
Ethereum (イーサリアム) |
MetaMask・Torus・Mobile Wallet・Portis・Coinbase・MyEtherWallet・Fortmatic |
Flow(フロウ) | Blocto |
Tezos(テゾス) | Temple・Beacon |
Polygon(ポリゴン) | MetaMask |
Rarible登録手順②Rarible公式サイトから登録
- Rarible公式サイトへアクセス
- 「Sign in」を選択
- 接続したいウォレットを選択(ここではMetaMask)
- MetaMaskにログイン
- 2つのチェックボックスにチェックを入れて、「Proceed」をクリック
- 登録完了
MetaMaskをはじめとするウォレットの準備ができていれば、Raribleとウォレットを接続するだけで登録が完了となります。
- 年齢が13歳を超えているか
- Raribleの規約に同意するか
Rarible(ラリブル)の使い方|NFTを作成し出品する方法
Raribleでは無料でNFTを作成し、そのまま出品することができます。
このため、事前に仮想通貨を用意する必要がなく、簡単に出品まで進めることができます。
- Raribleのホーム画面から「作成する」をクリック
- NFTを発行するブロックチェーンを選択
- NFTを発行する数を選択
シングル→1つ
マルチ→複数(コピーをたくさん作るという意味) - NFT作品の情報を入力して「Create item」をクリック
- NFTの発行完了
Raribleでは「lazy minting」という機能があります。
これは、NFT作成時に発生するガス代を購入者が負担するしくみです。
このため、出品者は無料でNFTを発行できます。
試しにNFT作成をしてみたい!NFTを作ってTwitterのアイコンにしてみたい!という場合は、この機能を搭載したRaribleでNFT発行をするのがおすすめです!
PNG・GIF・WEBP・MP4・MP3(最大100MB)
Rarible(ラリブル)の使い方|保有するNFTの出品手順
既に保有しているNFTをRaribleで出品する手順について解説していきます。
自分で作成したNFTだけではなく、購入した他の人のNFT作品を転売する時にこの方法が有効です。
- 「My profile」を選択
- 「Colkection」から販売したいNFTを選択
- 「売りに出す」をクリック
- 販売方式の選択
Fixed price→固定価格で販売する(選択後、価格設定をする)
Open for bids→オークション形式で販売する - 販売スタート
Rarible(ラリブル)の使い方|NFTをさがす方法
Raribleでは、NFTをさがす方法が3つあります。
- Explore→対応チェーンからさがす
- 以下→対応チェーン・カテゴリ・コレクション・販売方式・価格帯でさがす
- 検索窓を使ってさがす
NFTをさがす方法|Explore
- 「Explore」を選択
- 好きなチェーンを選ぶ
- 選んだチェーン上で発行されている作品が表示される
- 必要があれば、さらにソートをかける
ブロックチェーンの種類で選ぶ方法です。
- All
- Ethereum
- Flow
- Tezos
- Polygon
Raribleで利用できるブロックチェーンは、現在全部で4種類あります。
この中から好きなものを選んだ後、さらにソートをかけることも可能です。
- カテゴリ(アート・写真・ゲーム・メタバース・音楽・ドメイン・DeFi・ミームなど)
- コレクション
- 販売タイプ
- 価格帯
購入したいNFTが決まっていない時や、どんなNFTがあるのか眺めたい時におすすめの探し方です。
NFTをさがす方法|以下(パネル)
英語版で「以下」、日本語翻訳語に「パネル」と表示される部分からもNFTを探すことができます。
ただし、ここではあらかじめお気に入りのアーティストを登録する必要があります。
ある程度色々なNFTを見て、気になるアーティストを見つけたら登録しておくと、この部分から作品を閲覧できるようになります。
NFTをさがす方法|検索窓
検索窓にキーワードを入力してNFTを探す方法です。
画像では日本語で「うさぎ」と入力していますが、うさぎのような作品が出てきていますね。
ある程度の日本語には対応していますが、うまく表示されないものもあるので英単語での入力をおすすめします。
検索窓では3つの項目を調べることができます。
- コレクション
- アイテム
- ユーザー
Rarible(ラリブル)の使い方|NFTの購入方法
RaribleでNFTを購入する方法について解説していきます。
Raribleは、仮想通貨決済とクレジットカード決済に対応しています。
このため、仮想通貨を持っていなくてもNFTを購入できるのです。
欲しいNFTを見つけたら、作品ページから「Buy」か「Place a bid」をクリックしましょう。
この時、販売方式によって表示されるボタンは異なります。
- 固定価格→Buy
- オークション→Place a bid
今回は即決価格が設定されているので、どちらのパターンでも購入を申し込むことができます。
Raribleでの購入方法①仮想通貨で支払う
仮想通貨で支払う場合は、ウォレットの中に仮想通貨が入っている必要があります。
使っている仮想通貨取引所からETH(イーサ)を送金しておきましょう。
仮想通貨払いを選択すると、NFTの購入金額と発生するガス代が表示されます。
合計金額を確認したら、購入申請を進めましょう。
その後、手続きが滞りなく終わればウォレットに購入したNFTが送られているはずです。
イーサリアム以外のチェーンで発行されたNFTには、チェーンに対応する仮想通貨で支払う必要があります。
- Ethereum→ETH
- Flow→FLOW
- Tezos→XTZ
- Polygon→MATIC
ETH(イーサ)以外は国内取引所で扱っていないので、海外取引所に口座開設をして購入するところから始まります。
仮想通貨に慣れていない場合は、国内取引所で口座開設をしてETHを送る方法が最も簡単で安心です。
ただし、ETHはガス代が高くなることが多いので、慣れてきたらポリゴンなどの他のチェーンの利用も視野に入れていきましょう。
他のチェーンを利用する場合は、対応したウォレットの準備も必要になるので注意が必要です。
Raribleでの購入方法②クレジットカードで支払う
クレジットカードを利用することもできます。
「Add founds Master VISA」をクリックすると、クレジットカード支払い画面へ移動します。
- 日本円を選択
- 換金したい仮想通貨を選択
- クレジットカードかApple Payを選択(ここではクレジットカード)
- 金額を確認
- チェックボックスにチェックを入れて同意
- 「Next」をクリック
- カード情報を入力
- 「Subimit」をクリック
- 決済完了
画像を見るとわかりますが、2種類の手数料が引かれています。
- Transaction fee(取引手数料)
- Network fee(ネットワーク手数料)
クレジットカード決済手数料は3%で、仮想通貨決済よりも高くなることが想定されるので注意しましょう。
Rarible(ラリブル)の使い方|手数料とガス代
Raribleの手数料は以下のようになっています。
- 基本手数料5%
- 仮想通貨決済時ガス代(ネットワーク手数料)
- クレジットカード決済3%
うれしいことに、RaribleではNFT発行時のガス代を出品者が負担しないことになっています。
しかしその分、購入者は負担が増えるため注意が必要です。
購入時にはNFT作成時に発生したガス代を支払う必要があります。
イーサリアムチェーンで発行したNFTはガス代が他よりも高くなる傾向があるので、しっかりと確認しましょう。
テゾスやポリゴンはイーサリアムよりもガス代を安く抑えられますが、国内取引所へ送ることができないというデメリットがあります。
海外取引所の利用に慣れている人なら、イーサリアム以外のチェーンの利用がおすすめです。
Rarible(ラリブル)の使い方|ガバナンストークンRARIについて
Raribleでは、NFT取引を行うとポイントのような形でガバナンストークンであるRARIを受け取ることができます。
独自トークンの存在は、他のNFTマーケットプレイスと大きく異なる特徴です。
RARIについて知っておくと、Raribleの利用をより楽しめるでしょう。
RARIトークンとは
RARIはRarible独自のガバナンストークンです。
ガバナンストークンとは、運営や開発などの方針について投票できる機能を持ったトークンのことを言います。
RARIを持っていることで、Raribleのコミュニティ投票に参加したり展示されるNFTを選んだりすることができるようになるのです。
RARIトークンとNFTの関係
RaribleではNFTの売買をすることで、ユーザーにRARIが付与されます。
このため、Raribleを継続して使っていく場合は、自然とRARIが貯まっていくことになります。
貯まったRARIを仮想通貨取引に使うこともできますし、ETHなど他の通貨と交換すればNFT取引にも利用できるというメリットがあります。
RARIは、Uniswap(ユニスワップ)という分散型取引所で売買が可能となっています。
MetaMaskを通して取引が可能なので、たくさんRARIが貯まったらUniswapを利用してみるのもおすすめです。
Rarible(ラリブル)の使い方|まとめ
- RaribleはMetaMaskと接続するだけで登録完了できる
- Raribleは、イーサリアム・フロウ・テゾス・ポリゴンの4種類のブロックチェーンに対応している
- Raribleでは、出品者が無料でNFTを作成できる
- Raribleでは、購入者がNFT作成時に発生するガス代を負担する
- Raribleでは、仮想通貨決済とクレジットカード決済が可能
公式サイトは部分的に日本語表示がされますが、ほとんどが英語表記のためGoogle Chromeの翻訳機能を使うことをおすすめします。
Raribleは無料でNFTを作成できる点が他のマーケットプレイスと違って大きな魅力の一つです。
Twitterのアイコン作成や試しにNFTを作ってみたいという場合に、非常におすすめとなっています。
作成時のガス代は購入者が負担することになっているので、購入時の負担は他のマーケットプレイスよりもやや高くなる点は注意しましょう。
MetaMaskに登録していればRaribleに接続するだけ登録できるので、まずは実際にRaribleがどんなところか見に行ってみましょう!