会長あいさつ

 会長に就任して(2期目)

 この度2期目の会長職を拝命することになりました。本協会は設立以来50年の歴史を有し、精神障害者の社会的復権と福祉の向上に取り組む専門職能団体として、社会的にも大きな責任を負っています。その長としての重責はいかに楽天的な私でさえ、時に遁走したくなるほどでした。この2年余りの就任期間は次々に飛んでくる矢を闇雲に払いのけていたような気がします。なんとか乗り越えることができたのは同志とも言うべき人々のサポートや各地で頑張るひとたちとの出会いがあってこそでした。

 精神保健福祉士の専門職としての資質の向上、そのことによって精神障害者の福祉の向上や精神科医療の質の担保につながること、精神保健医療福祉領域で起こっている様々な問題、精神障害者を取り巻く多様な生活問題解決、精神障害者だけでなく過酷な社会状況の中、社会的基盤が脆弱なためメンタルヘルスの危機を抱えているひとたちのためのソーシャルアクションの展開、壮大なビジョンですが今期もまたこれを掲げていきます。特に精神保健福祉法改正を受けて「入院医療中心から地域生活中心へ」というビジョンの具現化が始動します。精神科病院から送り出す力、地域側の支える力、地域を創る力が精神保健福祉士に求められています。協会もまたそれを全力で支援していきたいと考えています。

 それぞれ多様な現場で働く精神保健福祉士のみなさんにとって拠り所となるような協会をめざして力を尽くしたいと思います。関係各位のご理解・ご指導をよろしくお願い申しあげます。

公益社団法人日本精神保健福祉士協会
会長 柏木 一惠


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